知っておくと得をする!買取に関する豆知識ゴルウィンジャーナル

本物の金と偽物の違いとは?見分け方を知らないと損するかも!

昔から「金」は資産としても扱われてきましたが、実際に購入したり手元にある金の価値を確かめたりする上では、「実際はどのくらいの価値があるのか?」と不安になるのではないでしょうか。

特に金の場合、偽物の可能性もあるため扱いには注意が必要です。

そこで今回は「本物の金」とはどんなものなのか、特徴や見分け方について解説していきます。

「本物の金」「偽物の金」とは?

そもそも「本物の金」とそうでない金にはどのような違いがあるのでしょうか。

ご存じの方も多い通り、金は資産としての高い価値がある品物です。

そのため古くから、さまざまな国、さまざまな環境でよく似せた別物が作られ、広く出回っていました。

金の偽物には、例えばまったく別物の製品の表面にだけ貴金属のメッキ加工を行ったものがあります。

この場合、ぱっと見たときの印象は限りなく金に近いために、知識のない人が「金です」と言われ渡されると本物の金だと信じてしまうのです。

もちろん知識があれば「これは金ではない」と気づくことができますが、なかにはさらに悪質な例として、表面には実際に金をまとわせてある偽物も存在します。

ところが内側は別の素材が使われており、実際にはほとんど価値がないというケースです。

このような偽物が増えることで、金の信頼や価値が下がり、ゆくゆくは現在ほどの価値で取り扱われなくなってしまう可能性もあります。

本物の金の見分け方は?

判断材料とひとつとして、金の「密度」がポイントになります。

「K20」、「K18」のような金の種類を聞いたことがある人も多いと思いますが、これら「K」で示される純度を参考に金の密度を確認することができます。

純金は柔らかい性質を持っているため、傷がつきやすく、形が変わりやすいという特徴を持っています。

純度100%の純金であれば、密度は19.32g/cm3になるとされています。

しかし金はその特性上、純度が高すぎると柔らかく変形や劣化が起こりやすくなることから、長く保管していても問題ない状態へ導くためには、ほかの素材を混ぜ込んで純度を下げる必要があるのです。

そのため、純度と密度の関係に相違がなければ、本物の金と考えられるでしょう。

金の純度と密度の関係とは?

金の純度を参考にすることで、その製品にどのくらいの金が含まれているのかわかり、必然的に密度もわかっていきます。

99.99%以上という高い割合で金が含まれている「K24」の場合には、金の密度は19.13〜19.51g/㎤とされています。

これが「K22」になると17.45〜18.24g/㎤、「K18」になると14.84〜16.12g/㎤と変わっていきます。

しかし本物の金でない場合、別の素材が混ぜ込まれることからこれらの割合に当てはまらなくなります。

つまり、K◯◯という表記に対する密度のバランスが不自然に低い製品は、本物でない可能性が考えられるのです。

一方で、金でなくとも密度の割合が非常に似ている物質もあるため「密度だけを見れば金のようだけど、調べてみると実際は違う」という可能性もあります。

金の密度を求めたいときには?

金の密度は、やり方次第でご自宅でも調べることが可能です。

まず密度を調べたい製品の重さをはかり、続いて水を入れたプラスチック容器を用意します。

容器ははかりにのせ、メモリをゼロに設定しておきましょう。

それから密度を調べたい製品を水の中に静かに入れて、改めて重さを確認しましょう。

そして、最初にはかった重さから水中ではかった重さを引いた数を算出します。

算出してでてきた数を最初にはかった重さで割れば、その製品の金の密度がわかります。

純度に対して極端に軽かったり、密度が足りていない場合には偽物の可能性が考えられます。

そのほかに本物の金かどうか調べる方法は?

より簡単な方法として、本物の金であれば「K」の刻印があるはずですから、それを確認するという手もあります。

金メッキの場合は「GP」や「GF」の刻印があり、明確に区別できます。

もちろん刻印そのものが偽物というケースもあるため、これだけで判断せずに十分に確認する必要があります。

知識がある人であれば、色味をよく見ることで本物かどうか確かめることができる場合もありますが、素人にはなかなか難しい方法と言えるでしょう。

金の価値が曖昧で不安な場合には、やはりプロの鑑定士にしっかり査定してもらうことをおすすめします。

プロの鑑定士は、豊富な知識や特殊な機器などを生かして本物の金かどうか確認します。

簡易的な方法での表面的な確認ではなく、一般家庭では見分けるのが難しい金であっても、正しい価値を見出し評価することができます。

偽物の金に騙されないため、また手元の金の正しい価値を知るためにも、気になるものは査定をお願いしましょう。

まとめ

金というと「価値の高いもの」というイメージがあるかもしれませんが、金が表面にしか使われていないものや、メッキによる偽物も多く存在します。

正しい価値を知るためには、密度をはじめとしたさまざまなポイントを確認してしっかり見極めましょう。

素人の目で判断すると間違っているケースもありますから、プロの鑑定士へ査定をお願いすることをおすすめします。